この記事では
- 会社がブラック過ぎる
- 体調崩したから辞めたい
- 副業がある程度軌道にのってきた
という方に向けて、
会社を辞めた後あなたを守ってくれる失業保険について、
- ややこしい感じのある失業保険を、
- なるべくシンプルに、
- ざっくり理解することを目指して、
紹介していきます。
経営者になってからは、従業員のために失業保険(雇用保険)の加入手続きをする中でどんな風になっているのかを勉強してきました。
ぶっちゃけた話、労働者にとってはメリットしか無いのが失業保険です。
今回は失業保険制度について改めて紹介していきます。
この記事でわかること
失業保険(雇用保険)とは労働者を守ってくれる大切な制度
失業保険とは、
労働者の生活及び雇用の安定と就職の促進のために、失業された方や教育訓練を受けられる方等に対して、失業等給付を支給します。(引用:厚生労働省)
というのが雇用保険制度の概要です。
また、失業給付だけでなく、雇用機会の増大(求人とかね!)、能力開発もやっているのが雇用保険というものです。
失業保険の原資は加入している企業(加入義務あり)と、労働者の双方が負担して、労働者のために厚生労働省が運用している制度になります。
失業保険 受給までの流れ
失業保険(雇用保険)制度の主たるものとして「失業等給付」の支給が主な支援となります。
H29年度の雇用保険制度予算を見ても、雇用保険関連予算2.5兆円のうち1.7兆円が失業等給付に支援されており重要な施策であることがわかります。
ここでは失業等給付のお金が貰えるまでの大まかな流れを紹介していきますね。
- 離職:在職中に証明書を準備します
- 受給資格決定:近所のハローワークで求職申込みをして離職票を提出
- 受給説明会:受給資格者証、失業認定申告書を寿長
- 求職活動:認定されるまでの間実施します
- 失業の認定:4週に一度、失業であることの確認をします
- 受給:雇用保険が給付されます
となっておりまして、基本的にはハローワークへ通うことが原則となります。
そして、ざっくり貰えるまでの期間は、
- 自己都合ならお金をもらえるまで3ヶ月ぐらい(給付制限がある)
- 会社都合退職なら1ヶ月ぐらい
と思っていただいていれば間違いないと思います。
失業等給付をもらえる人・対象者
ずばりこの2つです。
- 現在失業している+かつすぐに働く意志がある
- 失業日の直前2年間の間に、失業保険の加入期間が合計1年以上ある
1つ目、求職している人というのが対象なので、求職活動を志向していない人はもらえないので注意してくださいね!
ただ、本音と建前は違うので、その辺は察していただければ幸いです。
2つ目は、過去2年間のうち半分以上は加入しててね!どの職場でもいいよ!ということです。
失業等給付でもらえる金額
失業等給付の金額は、前職の給与と年齢によって決まります。
前職の給与とは、基本給、残業手当、通勤手当、住宅手当などを勘案して、50~80%を対象に支給されます。
この割合の幅の中で、「年齢」前職での「賃金の日額」で割合が決まっておりまして、計算方法はかなり複雑などど計算サイトなどの利用を推奨いたします。
とはいえ、今厳密な計算をするよりもざっくり50%ぐらい貰える!と思っておけば十分かと思います。
失業等給付をもらえる期間
失業等給付を受けられる期間は90日~となっており、どれだけ長くなるかは「退職理由」「加入期間」「年齢」などで勘案されます。
退職理由は自己都合なら短く、会社都合なら長くなります。
一方、年齢が若ければ若いほど、そして加入期間が短ければ短いほど、失業等給付を受ける期間は短くなります。
一番長い場合で330日ありますが、このブログの読者様であれば最低でも90日はもらえる!と思っておけばこれも十分かと思います。
ハローワークインターネットサービス – 基本手当の所定給付日数
以上、「失業保険(雇用保険)でもらえるお金・期間は?対象者やもらい方も紹介」
最後にポイントをまとめておきます。
・会社を辞めた後のお金の不安は失業保険がある程度カバー可能
・1年以上、雇用保険に入っていれば、ざっくり3ヶ月間・給与の半分ぐらいは受給可能
・この期間中に次のステップの準備を整えよう
改めてですが、失業保険(雇用保険)って素晴らしい制度ですね。
正直、雇用保険制度は「会社を辞める」という勇気ある人を、日本中の勤め人が応援するという日本有数の素晴らしい制度だと思います。
この制度を活用して、あなたの社畜ライフが一日でも早く終ることを願って\(^o^)/
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