この記事は、
まだ投資をやったことがない
どうすればよいかわからない
過去に株やFX、仮想通貨で失敗した
という方に向けて
お金の基本的な考え方から、
忙しいサラリーマンでもできるような方法の紹介を
実際の投資体験を踏まえて
紹介していきます。
私は企業経営のかたわら、個人資産を以下のものに投資してきました。
個別株/FX/仮想通貨/投資信託
ちょっとプラス(+10%ぐらい)の結果なんですが、結論、考え方ファーストであり、手法・方法はサブというのが結論です。
なのでまず超絶大切な考え方から紹介していきますね。
この記事でわかること
今、あなたが投資すべき理由
今、日本に住むあなたにとって、大事なことが2点あります。
寿命がどんどん伸びている
公的年金に加えて、自分で用意する老後資金が必要
順番に解説します。
寿命がどんどん伸びている
現在、私達の寿命はどんどん伸びています。
あんまり元データを見たことが無い方も多いかもしれませんが、このグラフを見てください。
出典)金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」 /金融庁
さらに、医療技術の進歩が見込まれ、私達30代は平均寿命100歳になる可能性が高い、と言われています。
これが今投資をしなくてはいけない背景・理由のひとつめです。
公的年金に加えて、自分で用意する老後資金が必要
上記の寿命を前提に年金制度は出来ていません。
年金制度は、1960年代に皆保険制度になって、その体制を維持してきました。
当たり前ですが、日本の高度成長も、長寿少子化なんかも想定してません。
その証左として、年金の受給開始年齢が微妙にコツコツと引き上げられているのがその証拠のひとつだと思います。
公的年金がまったく破綻するとは思ってはいませんが、必要な生活資金を賄えるほどもらえる期待は非常に薄いのが現状。
自分たちのお金は自分たちで賄うべし!というのが、将来しんどくならない方法です。
投資・資産運用についての基本のキ
投資・資産運用についても、原理原則のようなものがあり、それを知っておくと細かい判断に迷うことなく、スッキリ行動することが出来ます。
投資・資産運用の入門本でよく書いてあるし、自分自身でもこれは大事だなと実感しているのは以下のことです。
必要なお金を計算しよう
目標に対してペースを上げるのが投資・資産運用
順番に解説していきますね。
まずはあなたが必要なお金を計算しよう
まずは「あなたが老後にどういう暮らしをしたいのか」を考えるべしです。
例えば、公的年金が(少なめに見て)毎月5万円貰えるとします。
これに対して、寿命が30年あるとしたとき「月に生活費をプラス1万円」したいのであれば、貯金を「360万円」が必要(月1万円、12ヶ月*30年=360万円)というわけです。
超シンプルですよね。
例えば、老後に月15万円は必要、となるのであれば約3600万円あればいい訳で、これをまず目標に据えましょう。
[参考]難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください/山崎元 大橋弘祐 著 文響社
目標に対してペースを上げるのが投資・資産運用
じゃあ必要な3600万円を貯める、となった場合にコツコツ貯金するのももちろんOKです。
とはいえなかなか大変だと思うので、月5%の複利運用が出来るようになれば、もっと貯金のペースが上がるかもしれない。
これが投資・資産運用についての基本的な考え方です。
リスクを取れる人は、その目標に向けて個別株をするかもしれないし、リスクを取れない人・まだまだ理解が少ない人は、投資信託で堅実に運用する、という「手法」をチョイスしていきましょう。
逆の言い方をすると、投資・資産運用をせずコツコツ貯金だけする、というのも立派な戦略です。
なぜなら私達のゴールは「老後の3600万円を貯める」です。
その方法やアプローチは極論、何でも良いのです。
決して銀行や証券会社などの誘惑に負けず、シンプルにここを追いかけましょう。
リスク別!あなたにピッタリな投資方法を紹介
ここでは、以下の方法について紹介していきます。
項目 | 1)国債購入 | 2)投資信託 | 3)ロボアド | 4)不動産投資 | 5)事業投資(出資) | 6)個別株 | 7)FX | 8)仮想通貨 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
拘束時間 | 短い | 短い | 短い | 手法次第 | 手法次第 | 手法次第 | 手法次第 | 手法次第 |
リスク | 特低 | 小 | 小 | 中 | 中 | 大 | 大 | 特大 |
メリット | 低リスク | バランス良い | 人の意図が入りづらい | 経験積めば確度上がる | 自分でやるならアリ | 情報多い | 情報多い | 動きが早い |
デメリット | 利回り低い | 利回りぼちぼち | 手数料高い | 種銭が必要 | 彗眼が必要 | 難しい | 難しい | 紙屑になる可能性もある |
初心者おすすめ度 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
※上記は横にスクロール可能です。
順番に説明していきますね。
リスク少なめのんびり投資
リスク少なめな投資は以下の3種類です。
今から投資をはじめよう、という人はまずここから始めましょう。
国債購入
投資信託(株式)
ロボアド
1)国債購入
項目 | 国債購入 |
---|---|
拘束時間 | 短い |
リスク | 特低 |
メリット | 低リスク |
デメリット | 利回り低い |
初心者おすすめ度 | ★★★★★ |
ぶっちゃけた話、忙しくて色々検討出来ない人は、まずはこの個人向け国債を買っておけば間違いない、といえる万人向けの投資方法です。
国債とは、国がする借金のこと。国にお金を貸したら利息と一緒にそのお金が返済されます。
個人向け国債には、
・固定3年
・固定5年
・変動10年
の3種類があり、将来銀行の金利が変動する(良くなる)可能性もあるので、変動金利にしておけば問題ないです。
最初の1年だけおろせないですが、以降は過去2回分の金利受け取りを放棄を条件に解約可能。元本は保証されます。
こういう人におすすめ
・リスクをあまりとりたくない。元本以下にしたくない
・リターンは少なくても良い。最低限、銀行に預ける以上ならそれでOK
2)投資信託(株式)
項目 | 投資信託 |
---|---|
拘束時間 | 短い |
リスク | 小 |
メリット | バランス良い |
デメリット | 利回りぼちぼち |
初心者おすすめ度 | ★★★★★ |
これも投資・資産運用を初めてやる人におすすめです。
投資信託はプロに預けて、自分のお金を運用してもらう方法です。株式の投資信託であれば、その運用益(買った値段より高くなる)が利益の源泉です。
投資信託は個別株ではなく、組み合わせで買うので「分散投資」が出来ること。
任天堂株がバカ下がりしたときでも、他にも一緒に株をもっているのでリスク回避をすることが出来ます。
ただ、その逆も然りであるのでプラスの方向も分散されます。
とはいえ、投資信託は初心者には圧倒的におすすめの方法のひとつ。
前出の本では「個人向け国債」と「投資信託」を買っておけばOK!と言い切ってますし、億万長者である2ch創設者のひろゆきさんも投資信託を進めてましたね。
個人的にもいろいろ投資してきましたが、忙しくて時間がないときはこれだけやっとけば良いんじゃね?と思っています。
こういう人におすすめ
・投資したいが時間がない
・国債よりはリスクがあっても良いから高い利回り(~5%ぐらい)を狙いたい
3)ロボアド
項目 | ロボアド |
---|---|
拘束時間 | 短い |
リスク | 小 |
メリット | 人の意図が入りづらい |
デメリット | 手数料高い |
初心者おすすめ度 | ★★★★☆ |
ロボアドバイザー投資とは、AIなどを活用して投資信託の購入~リバランスを自動化してくれるサービス。
投資の基本のキである「長期・積立・分散」を自動化してくれるという意味で初心者にはかなりおすすめです。
投資信託など勉強する時間がない人は是非。
こういう人におすすめ
・新しいもの好き。他人と違うことをしたい
・普通の投資信託だけでは面白くない
初心者向けにロボアドバイザーの解説記事を書きました。
是非興味ある方はチェックしてみてくださいね!
メンタル大事!比較的コントロール可能なリスクを取りにいく投資
ガチで取り組める時間があるならおすすめの投資方法が以下のふたつ。
不動産投資(ガチ)
事業投資(出資)
誰かにやってもらおうなんていう、軟弱な考えは絶対失敗しますので、あしからず。
4)不動産投資(ガチ)
項目 | 不動産投資 |
---|---|
拘束時間 | 手法次第 |
リスク | 中 |
メリット | 経験積めば確度上がる |
デメリット | 種銭が必要 |
初心者おすすめ度 | ★★★☆☆ |
不動産投資は、区分所有マンションとかではなく、
物件情報を鬼のように読みまくって、
中古集合住宅とかボロ戸建てとか優良利回り物件へ投資
する方法がおすすめです。収入は家賃収入ですね。
サラリーマンがちょびっと手を出すというのが一番失敗します(某100万都市の大家塾に参加者から聞いた話)。
なので、やるなら本腰入れて、自分でDIYしたりとか、不動産業として独立できるレベルを目指す気合い入った人ならおすすめです。
ちなみに、私自身も今ここにフルコミットしておりまして、業としていつかお披露目出来ると思います!
こういう人におすすめ
・投資も大事だが仕事のアーリーリタイヤも視野に入れている人
・種銭を用意できるし、借金をすることも別に怖くない人
5)事業投資(出資)
項目 | 事業投資(出資) |
---|---|
拘束時間 | 手法次第 |
リスク | 中 |
メリット | 自分でやるならアリ |
デメリット | 彗眼が必要 |
初心者おすすめ度 | ★★★☆☆ |
いわゆる脱サラ、独立、副業を想定した事業への投資です。収入は広告売上など、事業からの売上で回収します。
他人への投資はかなり難度が一気に上るので、まずは自分に対して投資しましょう。
嘘つかないですしね自分は。
まずは副業から気軽に始めてみましょう。ブログ・アフィリエイトであればPC、youtubeなら動画機材などへの投資をする方法です。
こういう人におすすめ
・ビジネス(お金儲け)が好き、得意な人
・コミュニケーション能力が高い人
おすすめの副業はこちらにまとめていますので、ご興味ある方はどうぞ!
リスクって美味しいの?死ぬこと以外かすり傷投資
ここからはかなりリスクが高い投資方法を紹介します。
言い方はあれですが、素人からしたら「ほぼギャンブル」に見えるし、実際近い面がある方法が以下の3つです。
FX
仮想通貨
順番に見ていきましょう。
6)個別株(国内)
項目 | 個別株 |
---|---|
拘束時間 | 手法次第 |
リスク | 大 |
メリット | 情報多い |
デメリット | 難しい |
初心者おすすめ度 | ★★☆☆☆ |
任天堂やトヨタなど個別企業の株へ投資する方法です。買った値段より値上がりしたりすることでその差益を得ます。
ひとつの株を買うのに種銭が必要で、結構な率(ときに±20%なんてことも)で変動するので、初めてやるとなかなか心理的な負担が大きいです。
外国株式もあるのですが、為替変動等もあるので、まずは国内株式から始めるのが慣れる意味でも無難かと思います。
たくさん投資手法を紹介する書籍などもありますが、ぶっちゃけ難しいです(笑)。
また、手法としてスキャルピング(数秒~)、デイ(~数日)、スウィング(数週~)みたいな方法もあるんですが、どれも難しいです。
損しても良くて(メンタルが強く保てて)、ある程度「博才」がある人が、一定期間全力で取り組んでも損するという難易度だと覚えておきましょう。
こういう人におすすめ
・ある程度、なくなっても平気な「投資予算」がある人
・博才があると自覚がある人(もしくは他人に言われる人)
・鉄のメンタルがある人
7)FX
項目 | FX |
---|---|
拘束時間 | 手法次第 |
リスク | 大 |
メリット | 情報多い |
デメリット | 難しい |
初心者おすすめ度 | ★★☆☆☆ |
これまたギャンブル性が高いのがFX。
語弊を恐れず言えば、為替相場、例えば1ドル=110円というのが、上がるのか、下がるのかに賭けるギャンブルです。
現行の法律上、手持ち資金の25倍までの金額を賭けることができるという、悪魔感あふれる投資です。
これもキレイな投資手法とかが世間を賑わせたり、してますがまあ難しい(笑)。
主婦でも億万長者みたいな人もいますが、あれは変態です。ああなれると思った時点で負けですね。
こういう人におすすめ
・なくなってもよいという投資資金がある人
・人生が詰まってしまって、一発逆転を狙いたい人
8)仮想通貨
項目 | 仮想通貨 |
---|---|
拘束時間 | 手法次第 |
リスク | 特大 |
メリット | 動きが早い |
デメリット | 紙屑になる可能性もある |
初心者おすすめ度 | ★☆☆☆☆ |
最後入れるか迷ったんですが、仮想通貨です。
暗号通貨ともよばれ、新しい時代のお金とか言われてますが、投機マネーが流入しまくり、もはや何なのかわけが分からない感じになっています。
このリストに入れたのは、私もある程度稼いだから。2017年の夏頃に購入して、その年末に吹き上がり、益を手に入れたから。
こういうものは、早ければ早いほうが稼げて、遅い人は搾取されるという非常に残酷なルールになっています。
もしまだ投資していない、という人は仮想通貨の次のようなものがあれば、すぐに初めてみるのもいいですよ!という意味でいれました。
こういう人におすすめ
・倒れるなら前のめり!人生一発逆転を狙いたい人
以上、【初心者向け】おすすめの投資方法をリスク別に解説【体験談あり】の紹介でした
最後にポイントをまとめておきます。
- 投資が必要な理由は年金に加えて必要な資金を用意するため。まずは自分が老後いくら欲しいのか(目標額)を計算しておこう
- 全てはその目標額を手に入れることが目的。投資方法はすべてその手段でしかないので、手法そのもにハマると痛い目にあう
- 万人におすすめできるのは「個人向け国債」と「投資信託(株式)」の2種類。あとはリスクを加味した上で少しずつ慣れることから始めよう
ここまで投資方法を紹介してきましたが、そもそも投資をするためには種銭が必要です。
種銭を作るためには節約をするのが大原則ですので、まずは種銭を少しづつ貯めていきましょう!!
※この記事は以下の書籍内容を参考に書いてあります。これから投資を始めたい人におすすめです!