この記事では、
俺の人生このままで良いのかな
優秀な同期から会社辞めてるんだけど
今の自分の仕事が将来もあるか不安
という人に向けて、
あなた自身の強みを知り
現在の仕事からの転職や
独立・起業・フリーランスを選択肢に
人生の変化を楽しみながら乗り越える方法を紹介します。
この記事でわかること
人生の変化に柔軟に向き合う方法
シンプルな3ステージからマルチステージへ
私たちが生きる現代は、いろんなことが鬼速で変化していきます。
「俺はコレで生きていくのだ!!!」と思っていても、気がつけばそのスキル・業界全体がもう古いなんてこともザラにある訳です。
じゃあそんな現代において、私たちの人生はどんな影響を受けるのでしょうか。
ベストセラービジネス書の「LIFE SHIFT」では、次のような変化があると指摘しています。
従来の生き方のステージは、
教育を受け
⇒ 仕事をし
⇒ 引退を迎える
というのが今までのステージ、人生のモデルでした。
ある意味キャリアは直線的だった訳です。
しかし、100年ライフでは前提が異なります。
引退後に貰えると思っていた公的年金が怪しい
人生すべてをまかなうお金の貯金が難しい
などなど、想定していたことが成立しなくなることから、
複数のキャリアを持つ
生涯を通じて再創造を繰り返す
ことを通じて、人生の選択肢を広げるべし!というのが本の主張です。
ステージを複数変えることで、
新しいスキルを身につけたり
今までになかった視野を手に入れたり
関わることのなかった人脈が広がったり
しながら自分を強くしていく、という生き方がマルチステージです。
すごく魅力的な言葉ですよね!
人生の細切れ化に備える
マルチステージ化した人生では勤労期間が細切れ化します。
外的な要因で変化せざるを得ない場合もあります。
来月に会社倒産だよ!と言われて、情動的にならず、ほいほーいと動ける人はほとんどいないと思います。
倒産は極端でも異動や転勤はサラリーマンなら避けては通れません。
また「人生このままでは嫌!」という内発的な要因で変化を望むこともあると思います。
強いていえば、内的な要因の方が時期やタイミングを自分でコントロールできる分、ストレスは比較的少ないですが、一般的にはどちらの変化にも対応するのは難しく、大きな不安が伴います。
そんな厳しい状況のときに役に立つのが「変身資産」なのです。
変身資産とは何か
変身資産とは前述の「LIFE SHIFT」で提示された、見えない資産のひとつ。
変身資産は、大きなストレスを伴う「移行」の不確実性とコストを減らし、成功の確率を高めるために役立つ、とされています。
具体的には3つの要素から成り立つと考えられています。
自分についての知識(を蓄える)
多様性に富んだネットワーク
新しい経験に対して開かれた姿勢
順番に見ていきましょう。
1)自分についての知識(を蓄える)
人が大きく変わるのは、一歩下がって内省し、その結果について判断をくだす時だとされています。
この行為は別の言い方をすると「一貫性を保つ行動」とも言えるもので、自分という道に沿って歩いていくようなイメージです。
自分という道=自分の強みとも言えるので、無意味にキャリアについて焦ることもなくなります。
自分というものを知っておけば、もし迷ったり、不安定なときでも、戻してくれる役割も果たしてくれるので、変化に直面したときに大きな支えとなります。
2)多様性に富んだネットワーク
変化を支えてくれるものに「視点を変えること」があります。
つまり、今までの価値観や判断をアップデートしていくことが必要になってきます。
視点を変えるきっかけになるのは「広く多様性に富んだネットワークに触れること、」とLIFE SHIFTは指摘します。
逆にいうと、今付き合いのある友だちの一部と疎遠になることは避けられません。
古い友だちは、あなたの変身を助けるのではなく、足を引っ張る可能性すらあるのです。
考えてみてください。
新しい仕事についての情報を親しい人から聞くでしょうか。
たいていは、友人の友人など弱い人間関係から聞くことの方が多いと思います。
残酷かもしれませんが、それが現実なのです。
3)新しい経験に対して開かれた姿勢
自分を知り、新しい人的ネットワークがあっても、実際の行動がなければ意味がない、とLIFE SHIFTは断言します。
過去や常識に囚われない解決策、古いやり方へ疑問を投げかけるなど、日々の行動パターンを超えた行動が求められます。
逆にいうと、変身資産的に見ると、固定化されたようなルーティンは、自分らしさを形成するという意味で有益だけど、それに固執するのは本末転倒、といったところでしょうか。
なので人生において、新しい生き方を実験する姿勢をもっていなくてはならないのです。
[参考]『LIFE SHIHT 100年時代の人生戦略』リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット/東洋経済新報社
変身資産を作る方法
ここからは変身資産を具体的に作っていく方法を紹介していきますね。
1)ストレングスファインダーを使う
まずは自分の強みを把握して、大まかな方向性を見出しましょう。
簡単なのは転職サイトにある診断ツールを使うこと。
ただ無料ではあるのですが、登録が必要で面倒かも・・・。
大切な自分のことだし、有料でも大丈夫という人は「ストレングスファインダー」という本がおすすめ。
診断ツールが本に付属していて、あなたの強みを診断してくれます。
ちなみにツールは1冊1回きりしか使えないので、中古本ではなく新品を買いましょう。
ツールはどれでも良いにせよ「自分の強み」を把握するという重要タスクをこなしていきましょう!
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また、お金が勿体ないという人には違う方法も紹介していますので、是非チェックしてみてくださいね。
2)脱社畜する
変化に対応するには「時間的余裕」が重要です。
ちょっと立ち止まって考えようにも時間がなければ無理です。
まず解決すべきは「長時間労働」です。
働き方改革の恩恵に預かっているのは、元請け・大企業だけであり、中小企業やフリーランスはそのあおりを受け苦しい状況にあります。
世の中ひとのほとんどは中小企業やフリーランスなので、まず残業しない方法を身につけるべきです。
残業をしない基本的な方法は
自分しか出来ないことをする
他人でもできることは他人にやってもらう
他人の目を気にしない
です。
最初のふたつはイメージ湧くと思いますが、3つめの「他人の目を気にしない」は結構ダイジです。
会社に蔓延する、帰りづらい空気感を無視して、エイヤっと帰れるようになると超絶楽ちんです。
大丈夫です、早く帰るあなたに文句をつけてくるような人間との縁なんか、いつか切れるので。
特にサラリーマンは責任感を発揮して、会社なんてしょってたつものではないで、気楽に仕事をしましょう!
[参考]
『不良社員の条件』嵐山 光三郎 著/知恵の森文庫
『自分でやった方が早い病』小倉 広 著/星海社
具体的に脱社畜していくための方法を以下で解説していますのでどうぞ!
3)転職する
自分の強みがわかって、ある程度変化に対応できる時間的余裕が出来たら、
自分の市場価値
を図りましょう。
まともな転職本なら、会社内の価値(役職など)ではなく、市場価値を高めるべき!!と書いてありますし、その点は激しく同意です。
市場価値は上司の顔色を見ながら仕事していて身につくものではありません。本当に役に立つことを、生産性高く取り組んでこそ身につくものです。
また身についた市場価値は自分で測るものではありません。基本的に他人の評価なので、誰からからフィードバックをもらうのが良いです。
その時におすすめは、転職エージェントからフィードバックをもらうこと。転職するかどうかは別にして、一度転職エージェントに登録すると良いです。
そしていい案件がもしあれば転職するのはアリです。
さきほどの資産のうち、多様な人的ネットワークや、変化にオープンな姿勢は「慣れ」の面が大きく、転職は起業に比べリスクも低いですからね。
[参考]
『このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法』北野 唯我 著/ダイヤモンド社
4)起業・独立・フリーランスになる
最後に紹介するのはちょっと難易度高めの方法。
市場価値が十分に身に付いていれば、自分のオリジナルなレシピで動けるはず。
いちどコツを掴むと、続けざまに結果が出たりします。
さきほどの資産のうち、これも転職と同じで多様な人的ネットワークや、変化にオープンな姿勢は超絶早いスピードで身につきます。
だって、動かないと死にますからね・・・!
以上、「【まとめ】人生の変化に柔軟に向き合う方法【変身資産】」の紹介でした!
最後にこの記事のポイントをまとめます。
・変化が激しい、マルチステージ化した現代において求められるのは、人生全般における柔軟性である
・柔軟性を表すのは「変身資産」と呼ばれ、自分を知ること、普段とは違う人的ネットワークと付き合うこと、変化にオープンな姿勢を持つこと
・変身資産を身につける最速の方法は起業すること。ただし難易度が高いので、まずは脱社畜・転職と徐々にステップアップしていくのがおすすめ
人類学者が使う用語に「リミナリティ」という言葉があるそうです。
以前の立場は無いが、新しい自分がまだ確立していないという状態を指し、曖昧さや不確実さを表現します。
リミナリティな自分を助けてくれるのが変身資産。
リミナリティを楽しめるようなマインドを持てるようになれば、人生の景色は大きく変わってくるはず。
私と一緒に「リミナリティスト」目指して(笑)頑張りましょう!!
以上、「【まとめ】人生の変化に柔軟に向き合う方法【変身資産】」の紹介でした!
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