この記事は、
ライフシフトの内容について知りたい
読んだんだけどどんな内容だったっけ?
という人に向けて、ライフシフトの内容を
読んだ人は振り返りになって
読んでない人にもわかりやすい言葉を使って
3分で読める分量で
説明していきます。
この記事でわかること
ライフシフトとは
ライフシフトは、イギリスのロンドン・ビジネススクールのリンダ・グラットン教授と、アンドリュー・スコット教授による理論。
長寿時代に突入した私たちが、
従来の生き方のモデルから変革を求められていること
どうすればその時代を生き抜いていけるのか
について基本的な考え方やヒントを教えてくれるものです。
日本では「LIFE SHIFT」というタイトルの著書としてリリースされ話題になり、累計で30万部を超える異例のヒット作となりました。
人生100歳時代が到来
私たち日本人の寿命は伸び続けてきました。
平均寿命の推移を見ていくと、どんどん右肩上がりを続けていて現在87歳(女性)。
出典)金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」 /金融庁
これから更に医療技術の進歩や健康管理についても技術が進み、現在50歳以下の人は寿命が100歳になるという予想もあるほどです。
これが100年ライフといわれるものです。
僕らを待つ不都合な未来
100年ライフになると、どのような未来がやってくるのでしょうか。
いま現在、起きている変化を見るだけでも、
- 人口減少、少子高齢化
- 年金・医療制度の崩壊懸念
- 健康寿命の延伸
- 気候変動
- 終身雇用、定年制の見直し
- 労働力不足、働き方改革、副業解禁
- AI(人工知能)、ロボットの台頭
- 教育改革、学び直し
- ダイバーシティ(多様性)の尊重
と、聞いたことはあるけどよくわからん!というものを含め、大きな時代の境目にきているといっても過言ではありません。
シンプルな3ステージからマルチステージへ
そこで、LIFE SHIFTでは人生について次のような変化があると指摘しています。
従来の生き方のステージは、
教育を受け
⇒ 仕事をし
⇒ 引退を迎える
というのが今までのステージ、人生のモデルでした。
ある意味キャリアは直線的だった訳です。
しかし、100年ライフでは前提が異なります。
引退後に貰えると思っていた公的年金が怪しい
人生すべてをまかなうお金の貯金が難しい
などなど、想定していたことが成立しなくなることから、
複数のキャリアを持つ
生涯を通じて再創造を繰り返す
ことを通じて、人生の選択肢を広げるべし!というのが本の主張です。
ステージを複数変えることで、
新しいスキルを身につけたり
今までになかった視野を手に入れたり
関わることのなかった人脈が広がったり
しながら自分を強くしていく、という生き方がマルチステージです。
すごく魅力的な言葉ですよね!
人生を生き抜くための2つの資産|有形資産と無形資産
また、LIFE SHIFTでは2つの「資産の形」についても触れられています。
有形資産
無形資産
の2つです。
有形資産
これは結構イメージやすいのですが、
土地
貯蓄
家 など
のお金で表せるもの。
単に「資産」というときに指すのはこの部分だと思います。
無形資産
一方、無形資産とは
家族や友人との人間関係
専門性のあるスキル
マネジメント経験
などの目に見えないものを指します。
これらは「経験」とか「ノウハウ」とか言われるものであり、これを資産として定義したのがこのLIFE SHIFTの真骨頂です。
ライフ・シフトで指摘された3つの無形資産とは
さらにLIFE SHIFTが素晴らしいのは、この無形資産を3つの種類に分類して紹介していること。
所得を得るための「生産性資産」
心身の健康を維持する「活力資産」
変化に柔軟に向き合う「変身資産」
この3つを、なりたい自分に合わせて“資産形成”することが大事だとも指摘します。
リンダさん、アンドリューさん・・・内容、深すぎですよね?笑
無形資産①:所得を得るための「生産性資産」
ひとつめの「生産性資産」とは稼ぐためのスキルや知識、仕事の仲間や評判のこと。
この資産のポイントは、環境の変化に合わせてアップデート出来ているかどうか。
例えば、今の時代に、電卓を超絶早く打てて、伝票を鬼スピードでめくれる経理マンとかに市場価値は高くないということです。
なので、どんなスキルがもとめられているか、ひいては「どんな市場で勝負するのか」という彗眼が必要になるのがこの資産でもあります。
あとは、他人と協力できるかも重要と指摘されています。
俺は金はいくらでも集められるぜ!という人も、楽◯やリク◯ートという大きな会社の資本や評判があったから、ということだってあるわけで、そうした要素を排除して、結果を出すにはそもそも「他人とうまくやっていく能力」が必要!というわけです。
無形資産②:心身の健康を維持する「活力資産」
ふたつめの「活力資産」とは、身体的や精神的な健康のこと。
単純な寿命だけでなく、健康寿命がダイジ!!という話を聞いたことがある方も多いと思いますが、まさにこの活力資産のことですね。
とくに大きな要因になるのは長時間労働。メンタルを傷つけるのはもちろん、家族や友人との人間関係も維持が難しくなってきてしまいます。
人生孤立してしまうと本当に人生詰みやすくなりますし、熟年離婚の遠因もここにあるのでは?と個人的には思っています。
無形資産③:変化に柔軟に向き合う「変身資産」
最後の無形資産「変身資産」とは、変化する社会に対して、人生の途中で新しいステージへの挑戦を続けるための意志と能力のこと。
これ結構手に入れるの大変なイメージですよね。
転職や脱サラ、移住など変化するのは誰でも怖いもの。
全員が全員挑戦できるわけではありません。
とはいえ、変化が進んでいく現代どこかで決断をしなければいけないのも事実。
LIFE SHIFTの中では「自分の可能性を知ること」「幅広いネットワーク」「積極的に新しい経験をしていくこと」が成功のカギとして紹介されています。
まとめ:このブログで目指すは「ライフシフトの実践ガイド」
最後にみなさんに質問です。
このライフシフトの内容を実践しているよ!と言える人はどれだけいるでしょうか。
ライフシフトはいい本だった!→やろうと思ってテンション上がる→寝たら次の日からはまたいつもの日常へ!
となっていませんでしょうか。
もちろん、私自身もライフシフト実践中の身でもあるので、この本には続きがあればもっと良い!!と思っていて、
それはライフシフトを実践したい人のために、
ライフシフトの実践ガイド
しかも日本のマーケットに合わせた具体的なもの
例えば、
生産性資産をつけるならこんな資格・スキルアップのサービスが便利だよ!
活力資産をコスパよく作っていくにはこの方法が良かった!
変身資産を身につけるならこの副業面白いかもよ!
そもそも、人生ほんとうに詰みそうなら生活保護とっちゃおう
という情報です。
ミシュランだって、おいしいグルメを食べるべし!と能書きを垂れるだけでなく、実際にお店へ行って調査して、レストランの情報を載せていますよね?それと同じです。
あなたの資産づくりはどの種類からから始めても構わないと思います。
興味があるテーマから、のんびり・少しづつやってみましょう。
なぜなら、私たちの楽しい人生はあと「70年近く」もあるのですから・・・!
[参考資料]
『LIFE SHIHT 100年時代の人生戦略』リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット/東洋経済新報社
『まんがでわかる LIFE SHIHT 100年時代の人生戦略』リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット/東洋経済新報社
金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」 /金融庁
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