この記事では、
長時間労働で身体ボロボロ
家族との関係も良くない
仲の良かった友達とも近ごろ疎遠
という方のために
ライフシフトで提示された「活力資産」という枠組みを使って、
心身の健康を維持して高める方法を、
なるべく手をつけやすい方法に厳選して、
(医学的・科学的な難しい話しは無し!)
紹介していきます。
この記事でわかること
心身の健康を維持すべき理由
よい人生とはどんな人生を想像しますか?
多くの人にとって、よい人生の構成要素を尋ねられると、健康、友人、愛を挙げる人が多いです。
逆に言うと、私たちの暮らしは、友人や家族との良好な関係が崩れた途端、毎日の暮らしは彩りを失っていきます。
ぶっちゃけた話、あなたがしている仕事、他の誰かでもできる仕事ではありませんか?
その仕事をにしがみついて、長時間労働に陥っていませんか?
あなたがすべきことは「あなたしか出来ない仕事」です。
あなたの身体は限界ですよ!と気がつけるのはあなたしかいないです。
自分を守るのは自分しかいません。
参考までに私の場合、高いストレス状態が続くとアトピーが酷くなる、というバイタルサインがありそれ以上は仕事をセーブしてきました。
きっとあなたにも変調があるはずで、そのサインにはどうか敏感になってくださいね・・・!
政府調査によるとの日本人男女の寿命差は約6歳。
国際的に見ると平均3歳差ぐらいなので、男性の寿命が短いのは長時間労働の問題では?という指摘があります。
日本人男性、働きすぎなのかもしれませんね。
100年ライフを生き抜くための見えない資産
私たちが100年ライフを生き抜くヒントとして、「健康」を「目に見えない資産」と定義したのは『LIFE SHIFT』というビジネス書です。
LIFE SHIFTでは、
心身の健康を維持する「活力資産」
所得を得るための「生産性資産」
変化に柔軟に向き合う「変身資産」
の3つの目に見えない資産を育てて行くことが、人生100年ライフを生き抜く上で重要である、と指摘しています。
LIFESHIFTはビジネス書としては異例のロングセラータイトル。
日本人にとって新しい視点を与えてくれる一冊です。
活力資産とは何か
話はもどって「活力資産」です。
「活力資産」とは肉体的・精神的健康と心理的幸福感のこと。
具体的には3つの要素から成り立っているとされています。
順番に見ていきましょう。
1)健康
人の身体はわかっていないことも多いのですが、どうやらこれは大事らしいという大きな方向性のひとつが「明晰で健康な脳を保つ必要がある」ということ。
100年ライフを考えたときに、物忘れしたり、覚えが悪くなったりする時間は遅ければ遅いほうが良いですからね・・・!
ある研究によると、脳が年齢とともに劣化するペースは3分の1は遺伝的要因で決まるが、3分の2は生活習慣で決まる。
つまり自分でコントロールできる!というのは私たちにとっては福音です。
2)バランスの取れた生活
活力の対局にある概念はストレス、とLIFE SHIFTのなかでも手厳しく指摘しています。
逆に見ると「ストレスがない」だけである程度の活力は取り戻せます。
また、家庭と仕事との間に「心理的な影響は切り離せない」とも指摘しています。
つまり家庭でマイナスな環境(パートナーや子どもとの関係)は仕事にも悪影響を及ぼすし、その逆も然りということです。
バランスをとるべし!と聞くと食品・栄養素を連想しがちですが、人間関係、仕事と家庭の関係もバランスをとるべき対象だというところがミソでございます。
3)自己再生の友人関係
ある調査によると、ほかの人たちとの結びつきが強い人は孤立している人に比べて、活力があり、エネルギッシュで、前向きな傾向が見られるそう。
長い間かけて構築された人間関係は、自分を再生するきっかけ、自分がこういう人間だったと思い出させてくれる一助になります。
こうした人間関係を維持することは、活力資産を維持する上で重要な役割を果たすのです。
[参考]『LIFE SHIHT 100年時代の人生戦略』リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット/東洋経済新報社
活力資産を作る方法
活力資産について理解をいただいた上で、ここからはどう実践していくのかについて紹介していきます。
1)睡眠を十分にとる
個人的に、最強の活力資産の積み上げ方法は「睡眠」だと思います。
ショートスリーパー(数時間で十分な回復ができる)かは、遺伝子的な要素で決まるとされ、ほとんどの人は6時間程度の睡眠を取らなければ、イライラやストレスに繋がります。
新卒のとき、出勤電車で爆睡している人を見て、
「朝寝なくてはいけないほど忙しいのか・・・これが東京の厳しさ!」
とビビっていました(笑)
また、どうしても十分な睡眠時間がとれない、という方は
最初の90分の睡眠の質を改善すると良い
パワーナップ(お昼寝)をとると良い
と言われています。
入眠の質を上げるためには、お風呂に入って体内温度を上げて、温度の下降とともに寝付けるとスムーズに入眠できます。
昼寝は出先の人は難しいと思うのですが、15分でも積極的にとった方が良いです。
あと、個人的な意見ですが、どうしても寝付きが悪いという人は「睡眠薬(睡眠補助剤)」の利用を検討しても良いと思います。
アマゾンで安いのもあるので・・・!
[参考]『スタンフォード式 最高の睡眠』西野 精治 著/サンマーク出版
2)マインドフルネスを意識して瞑想する
マインドフルネスとは、「今、この瞬間を大切に生きること」とされ、要は余計なことをうだうだ悩まず、目の前のことに集中出来ている状態のことを指します。
超優秀な人材が集まるグーグルやアップルも、マインドフルネスを福利厚生で取り入れるなど注目されはじめました。
マインドフルネスを導入する方法は超簡単で「1日意識しながら1回だけ吸って吐くだけ」です。
詳しくは以下の記事で解説していますので是非!
3)日記をつける
個人的に「瞑想」に似たようなマインドフルネス効果を感じているのは「日記を書くこと」です。
誰からも見られない場所で、自分の思いを正直にぶちまけるのです。
結構スッキリしますよ。
私の場合、日記では、やったことを箇条書きにしたうえで、その日感じたこと、
こいつマジでムカつく!!ぐぬぬ・・・
→いつか絶対見返してやる・・・!
こんなことがでできるか不安
→でも俺ならできる、絶対できる!!
とか痛い自分を「そのまま」出しまくっております。
変に遠慮しないほうがよりスッキリします。
書く時間は、夜寝る前に書くか、朝起きて最初にするのがオススメ。
あとは手書きの方が良いですね。
以下の記事で解説をしていますので、興味がある方はチェックしてみてくださいね。
4)必要な栄養素をとる
自分の身体は「食べているもの」で出来ています。
人の身体の神秘はまだまだ解明されていないのですが、脂質や炭水化物だけ摂取するのではなく、ビタミン・ミネラルなどを含んだ野菜を摂取する方がどうやらいいぞ!というのが現時点の結論。
また低糖質ダイエットももてはやされてはいますが、筋肉を維持したりするためには全くゼロでは良くなかったり。
ただ、シンプルに言えるのは偏った摂取は良くない!ということなので、バランス良くいろんなものを食べましょう。
5)筋トレをする・ジムへ通う
前述の栄養を意識するには目的を持つのがおすすめ。
ダイエットも良いですが筋トレをすると良いです。
やりすぎると体重増えない?と思いがちですが、大丈夫です。
ボディビルダーで一年で1キロ筋肉がつけば大成功と言われているほど筋肉はつけるの難しいので、あなたが意識が高くなってラーメン食うのをやめる方がよっぽど影響大です(笑)。
また、筋トレのメリットは見た目改善はもちろん、
一朝一夕では筋肉がつかないので長期的な視点を持てる/筋肉を成長させたいなら、栄養にも配慮せざるを得ない/運動をするので健康寿命を伸ばせる/集中してやるのでマインドフルネス的にも良い(重い重量の場合、油断するとケガする)/運動するので睡眠の質改善も期待できる/テストステロンという男性ホルモンの分泌にいい影響があると言われている
と良いことづくめです。
ただ、デメリットもありまして、
服のサイズが変わる/食費がかさむ(タンパク質取得のため)/どこに向かっているのか心配される
などなど。今はメルカリがあったり、食費も抑える方法がたくさんあるのでなんとかなります。
とはいえ、いざ筋トレを始めようとおもって、いきなり月1万円近くの高級ジムへ行くのはおすすめしません。
結果がでるのは「ゆっくり」なので、最初の伸び代を感じる前にコスパ悪い・・・と思って離脱するからです。
最初は、行政が運営している1回300円ぐらいのジムに週2回行ければ十分すぎるので、徐々になれていきましょう!
まとめると、特にビジネスマンは長期的な視野が手に入るのでおすすめです。具体的には以下の記事をどうぞ。
6)家族・友人との時間をつくる
親とも良好な関係を築き、パートナーと意思疎通ができていれば人生の幸福を感じる軸が増えます。
面倒だとしても人から孤立すると、人生というゲームの難易度はたちまち上がるので、その点は自分の判断ですね。
あとはもろもろの事情で家族と交流が難しい人もいると思うので、その場合は無理に交流する必要もないと思います。
また友人との関係づくりには「共通の趣味」を持つのもオススメです。
以上、「【まとめ】心身の健康を維持する方法【活力資産】」の紹介でした!
人生100年ライフを生き抜くための3つの資産のうち、この記事で紹介した「活力資産」について、
心身の健康を維持するためには、長い視点で取り組むべきです。
活力資産は、さくっと手に入れるというよりは、人生ずっと意識しておくような基礎種目に近いイメージです。
長い時間をかけてじっくり育てていきましょう!
以上、「【まとめ】心身の健康を維持する方法【活力資産】」の紹介でした!
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